【6月9日 AFP】「人間の生命は神の創造によるものか、あるいは進化の産物か」との質問について、USAトゥデー(USA Today)紙とギャラップ(Gallup)が行った世論調査の結果が8日に発表され、約25%の米国人がこの相対する両方の理論を信じていることが明らかになった。

 USAトゥデーによると、全体の約25%の人が程度に差はあるものの、天地創造説と進化論の両方を信じていると回答している。

 全体としては、より多くの米国人が天地創造論を信じているとの結果が出た。天地創造論とは過去1万年のうちいずれかの時点で神が人間を現在の形に創造したという理論。

 また天地創造論を信じるとした66%のうち、39%は「確かに信じている」とし、27%が「確信はないが信じている」と回答した。

 一方で、53%が進化論を信じると回答。進化論とは人間が数百年以上もかけて未発達な状態から進化してきたという科学的論理。このうちの18%が「確かに信じている」とし、35%が「確信はないが信じている」と回答した。

 調査は成人1007人を対象に、6月1-3日に実施された。誤差は3%。(c)AFP