【サンディエゴ/米国 2日 AFP】サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)で1日、5か月のマレーグマの子ども、ブーラン(Bulan)が一般公開され「動物園デビュー」を飾った。

 北米大陸におけるマレーグマ出産成功事例は、2004年にやはり同園での出産例があるのみ。

 同動物園で絶滅危惧種の保護研究を行っている「Conservation and Research for Endangered Species(CRES)」では、マレーグマの飼育管理の向上を目指し、その生殖体系や母子生態に関するデータ収集を行っている。

 そのほかにも、世界各国の動物園の協力を得て、クマ科8種(マレーグマ、ジャイアント・パンダ、アメリカ・クロクマ、ホッキョクグマ、ツキノワグマ、ヒグマ、メガネグマ、ナマケグマ)の母子生態データも収集している。

 写真は1日、サンディエゴ動物園で公開されたブーラン(上)。(c)AFP/Ken Bohn/Zoological Society of San Diego