【ワシントン/米国 10日 AFP】7日、バレンタインデー(Valentine's Day)を前に、職場恋愛に関する調査結果が発表された。

■全米で「職場恋愛を禁止する」企業は約半数

 この調査は、コンサルティング企業のチャレンジャー・グレイ・クリスマス(Challenger, Gray and Christmas)が企業人事担当役員100人を対象として実施したもの。

 全米の企業のうち、「職場恋愛を禁止する内規」を持つのは全体のほぼ半数、35%の企業は明確な方針を持っていないことが明らかになった。

 また、社内恋愛を禁止している企業が約45%に上る一方で、14%の企業は、「社内恋愛は好ましくない」としながらも、明確な方針を持っていなかった。

 ちなみに「人の恋路には目をつむる」と回答した企業は3%だった。

■ソーシャル・ネットワーキングサイトが恋心を燃え立たせる?

 インターネットの求職サイトVault.comの調査で、「社内恋愛を経験したことがある」と回答した人の割合は、3年前の46%から上昇し60%。「職場で進行中のラブロマンスを知っている」と答えた人は約38%となった。

 チャレンジャー・グレイ・クリスマスによると、職場でインターネットを利用することにより、社内恋愛を加速させる傾向があるという。

 「オフィスラブ戦線に一石を投じたのが、最近はやりのソーシャル・ネットワーキングサイト。LinkedInMySpaceFriendsterなどが有名だが、恋が芽生えるまでワン・クリックのお手軽さが受けている」と語るのはチャレンジャー・グレイ・クリスマスの社長John Challenger氏。

 「双方向性が強化されたインターネットのWeb 2.0時代到来で、人目をはばかりながらオフィスラブを育むことが、より簡単になった」という。

 写真はワシントンD.Cで、バレンタインデー用の飾り付けをする花屋店主。(2004年2月11日撮影)(c)AFP/Joyce NALTCHAYAN