【5月27日 AFP】サウジアラビアの保健当局は26日、新型コロナウイルスに感染した81歳の女性が死亡したと発表した。これにより同国の新型コロナウイルスによる死者数は18人となった。

 サウジ保健相によると、東部アフサー(Al-Ahsaa)に住むこの女性は慢性疾患があり、新型ウイルスに感染した後、腎不全で死亡した。

 新型ウイルス感染者が最も多いのはサウジアラビアで、これまでに感染者30人、死者18人が確認されている。このほかヨルダン、カタール、チュニジア、アラブ首長国連邦(UAE)、ドイツ、英国、フランスなど、世界で44人の感染が確認されている。

 SARS(Severe Acute Respiratory Syndrome、重症急性呼吸器症候群)ウイルスに似たこの新型ウイルスについては前週末、「Middle East Respiratory Syndrome(中東呼吸器症候群)コロナウイルス」、またはこれを短縮した「MERS(マーズ)コロナウイルス」との名称が決まった。(c)AFP