【5月18日 AFP】ペルーのオジャンタ・ウマラ(Ollanta Humala)大統領は16日、学校が健康的な食事を奨励することを通じて子どもの肥満を減らすための法案に署名した。

 新法の下では、脂肪分が多い食品や炭酸飲料を宣伝する学校内の広告が規制される。同国ではこれを皮切りに、ジャンクフードの完全な禁止が計画されている。

 新法の影響による減益を懸念する経済団体は、こうした計画に怒りをあらわにしているが、大統領は「単に売り上げを出し、増益を図るための『市場』として子どもたちを捉えることはできない」と一蹴。

 新法にはまた、アンデス地方で古代から栽培され、健康に良いとされる穀物「キヌア(quinoa)」の売店を学校に設置する計画が含まれている。

大統領は以前から、新法は国際的な支持を得ており、施行によってペルーはアンデス地方で最も健康食品の関連法が整備された国になると述べていた。(c)AFP