スマホアプリ、肥満との闘いの助けに 英研究
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【5月13日 AFP】食事の写真を撮影するシンプルなスマートフォン(多機能携帯電話)向けアプリケーションが、肥満気味の人々のダイエットの有益な助けになるという英研究者らの実験結果が12日、英国北西部のリバプール(Liverpool)で開かれた欧州肥満症会議(European Congress on Obesity)で報告された。
英国の医師らが考案したこのアプリの目的は、「食べ物の記憶」を増進して、自分が食べたものを思い出し、高カロリーのおやつを間食に食べないように促すことだ。
アプリは次の3つの部分で構成されている。
・食べたり飲んだりする前に、自分が摂取しようとしているものの写真を撮影する。
・食べたり飲んだりした後に、撮影した写真を見て、「消費経験」に関する次のような質問に答える。「完食しましたか?」「今の満腹度はどのくらい?」
・次に何か食べる前に、その日に撮影した写真のファイルを見返して、それまでに食べたものを自分で思い出すように促すテキストメッセージを受け取る。
■4週間で平均1.5キロ減
英リバプール大学(University of Liverpool)の研究者らは、小規模な予備実験で、過体重または肥満の男女12人のボランティアを採用し、4週間にわたり観察した。参加者は、平均して1日当たり6回以上アプリにアクセスし、2.7件の日常の飲食行動「エピソード」を記録した。
参加者はこの実験期間中に、体重が平均1.5キロ減少した。体重が1キロ以上減少した参加者は6人で、1キロ未満の減少は4人だった。他の2人はそれぞれ100グラムと400グラム体重が増えた。
同大学のエリック・ロビンソン(Eric Robinson)氏は「食べることと達成される減量に対する認識を高めることが、この取り組みが実り多いものである可能性を示唆している」と話す。「今回の試行実験が、参加者に接触する時間もほとんどなく栄養に関するアドバイスやサポートも行わない中での非常に短期的な介入だったことを考えると、これは有望な結果だ」(c)AFP
英国の医師らが考案したこのアプリの目的は、「食べ物の記憶」を増進して、自分が食べたものを思い出し、高カロリーのおやつを間食に食べないように促すことだ。
アプリは次の3つの部分で構成されている。
・食べたり飲んだりする前に、自分が摂取しようとしているものの写真を撮影する。
・食べたり飲んだりした後に、撮影した写真を見て、「消費経験」に関する次のような質問に答える。「完食しましたか?」「今の満腹度はどのくらい?」
・次に何か食べる前に、その日に撮影した写真のファイルを見返して、それまでに食べたものを自分で思い出すように促すテキストメッセージを受け取る。
■4週間で平均1.5キロ減
英リバプール大学(University of Liverpool)の研究者らは、小規模な予備実験で、過体重または肥満の男女12人のボランティアを採用し、4週間にわたり観察した。参加者は、平均して1日当たり6回以上アプリにアクセスし、2.7件の日常の飲食行動「エピソード」を記録した。
参加者はこの実験期間中に、体重が平均1.5キロ減少した。体重が1キロ以上減少した参加者は6人で、1キロ未満の減少は4人だった。他の2人はそれぞれ100グラムと400グラム体重が増えた。
同大学のエリック・ロビンソン(Eric Robinson)氏は「食べることと達成される減量に対する認識を高めることが、この取り組みが実り多いものである可能性を示唆している」と話す。「今回の試行実験が、参加者に接触する時間もほとんどなく栄養に関するアドバイスやサポートも行わない中での非常に短期的な介入だったことを考えると、これは有望な結果だ」(c)AFP