【5月11日 Relaxnews】最新の調査結果によると、ほとんどの英国の女性は化粧品に消費期限があることに気づいていない−−。

 英ショッピングサイト「MyVoucherCodes.co.uk」が英国各地で女性2000人以上を対象に行った最新の調査によると、回答者のなんと78%が化粧品に消費期限があることを知らなかったと答えた。

 さらに興味深いのは、化粧品に消費期限があることを認識していた残りの22%の女性のうち、その大半(82%)がその期限にまったく従っていないと述べたという。

 期限を無視する理由としては「倹約」と「化粧品会社への不信感」で意見が分かれているようだ。

 調査では、女性の39%が「化粧品を無駄にしたくなかった」と答えた一方、4人に1人(26%)が 「金銭的な余裕がなかった」ことを認めた。

 調査対象となった女性の多くは、化粧品に不必要な期限を付けて、化粧品会社が利益を追求していると信じているようだ。18%は、消費期限は単なる「策略」であって、設定することで顧客が購入を繰り返すように仕向けていると考えており、残る11%は、消費期限の経過後も化粧品の使用が可能だと信じていると回答した。

 英国女性が消費期限後も使用している化粧品トップ10は以下のとおり。

1位 マスカラ - 71%
2位 アイシャドウ - 67%
3位 口紅、リップグロス - 65%
4位 モイスチャライザー(保湿剤) - 58%
5位 ボディーローション - 54%
6位 フェイクタン(日焼けしているように見せるローション) - 51%
7位 フェイスクリーム - 49%
8位 ファンデーション - 44%
9位 アイライナー - 36%
10位 チーク - 32%

 消費期限切れの化粧品は、必ずしも危険というわけではないかもしれないが(危険な場合もある)、その成分の多くは、時間の経過とともに分解して、効果が無くなることがある(日焼け止めのような製品では特に重要になってくる)。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は最近、この問題を取り上げ、ニューヨークの化学者、ロブ・ロビンソン(Rob Robinson)氏からのアドバイスを掲載した。まず、化粧品の寿命を延ばすには「涼しい場所に保管するだけでよい。浴室は高温多湿となり、化粧品が長持ちしない」という。

 化粧品を肌に塗るときは、細菌に覆われた指で直接、塗布するよりも、綿棒やコットンを使用することが好ましい。水を加えることも、化粧品に細菌を追加することになる。最終的には「どんな関係にも言えることだが、サヨナラを言うときを知っていないといけない。」化粧品の色、臭い、濃度が変わったなら、捨てる時期が来ているというサインだ。(c)Relaxnews/AFPBB News