子どものおやつにカフェイン添加は「危険」、米当局が警鐘
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【5月7日 AFP】米食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)は3日、ガムやゼリービーンズなど子ども向けの菓子やスナックへのカフェイン添加は「危険」であり、規制も検討していると警告した。
米国ではホットケーキ用シロップやインスタント・オートミール、ワッフル、ポテトチップス、マシュマロ、ヒマワリの種などにカフェインを添加したものが「ハイエナジー」食品として販売されている。前月にも米菓子大手マーズ(Mars)が、リグリー(Wrigley)ガムのラインアップで新たにカフェイン入り製品を発売した。
こうした傾向を危惧したFDAのマイケル・テイラー(Michael Taylor)副長官は、飲料分野外でカフェイン添加製品が増加していることを「非常に憂慮している」と述べた。
FDAのウェブサイトでテイラー長官は「食品業界の一部は、疑わしく危険と思われる方向へ進んでいる」との見解を示すとともに、カフェイン添加食品の流行を示す残念な例の1つとしてガムを挙げ、「このガム1本で、4杯分のコーヒーをポケットに入れているようなものだ」と語っている。
リグリーのカフェイン入りガム「アラートエナジー・カフェインガム(Alert Energy Caffeine Gum)」は、大人向けに「外出先でのカフェイン摂取量を自分で調節できる」商品として、4月末に発売された。だが、一般に出回っているリグリー製品は、あらゆる年齢の人が購入できると批判する声が上がっていた。
テイラー氏も「カフェインが添加された一連の新製品には、子どもや少年少女たちにとって魅力的でカフェイン摂取の影響も知らずに容易に入手できるものも含まれていること」を懸念している。
テイラー氏によれば、FDAは1950年代にソーダ飲料コーラへのカフェイン添加を初めて認めて以降、カフェインの使用について特別な規制は行っていない。だが、これは「現在のようなカフェイン入り製品のまん延を予期していなかったためだ」とテイラー氏は指摘している。
FDAは2010年、アルコール飲料へのカフェイン添加を禁止。さらに昨年には、カフェイン入り栄養ドリンク「モンスター・エナジー(Monster Energy)」を飲んだことに関連するとみられる死亡例が複数報告されたことを受けて、高カフェイン入りエナジードリンクについて疑問を呈している。(c)AFP
米国ではホットケーキ用シロップやインスタント・オートミール、ワッフル、ポテトチップス、マシュマロ、ヒマワリの種などにカフェインを添加したものが「ハイエナジー」食品として販売されている。前月にも米菓子大手マーズ(Mars)が、リグリー(Wrigley)ガムのラインアップで新たにカフェイン入り製品を発売した。
こうした傾向を危惧したFDAのマイケル・テイラー(Michael Taylor)副長官は、飲料分野外でカフェイン添加製品が増加していることを「非常に憂慮している」と述べた。
FDAのウェブサイトでテイラー長官は「食品業界の一部は、疑わしく危険と思われる方向へ進んでいる」との見解を示すとともに、カフェイン添加食品の流行を示す残念な例の1つとしてガムを挙げ、「このガム1本で、4杯分のコーヒーをポケットに入れているようなものだ」と語っている。
リグリーのカフェイン入りガム「アラートエナジー・カフェインガム(Alert Energy Caffeine Gum)」は、大人向けに「外出先でのカフェイン摂取量を自分で調節できる」商品として、4月末に発売された。だが、一般に出回っているリグリー製品は、あらゆる年齢の人が購入できると批判する声が上がっていた。
テイラー氏も「カフェインが添加された一連の新製品には、子どもや少年少女たちにとって魅力的でカフェイン摂取の影響も知らずに容易に入手できるものも含まれていること」を懸念している。
テイラー氏によれば、FDAは1950年代にソーダ飲料コーラへのカフェイン添加を初めて認めて以降、カフェインの使用について特別な規制は行っていない。だが、これは「現在のようなカフェイン入り製品のまん延を予期していなかったためだ」とテイラー氏は指摘している。
FDAは2010年、アルコール飲料へのカフェイン添加を禁止。さらに昨年には、カフェイン入り栄養ドリンク「モンスター・エナジー(Monster Energy)」を飲んだことに関連するとみられる死亡例が複数報告されたことを受けて、高カフェイン入りエナジードリンクについて疑問を呈している。(c)AFP