【4月17日 AFP】中国で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の人への感染が拡大している問題で、16日夜までに上海(Shanghai)の感染者2人が死亡し、中国全土での死者数は16人に増えた。中国国営新華社通信(Xinhua)が報じた。

 2週間前に初の人への感染例が発表されてから、これまでに77人の感染が確認されている。15日午後6時から16日午後8時までの間に新たに14人の感染が確認され、うち8人は重体だという。

 新華社によると、北京(Beijing)で唯一感染が確認され、6日間にわたり入院していた7歳女児はウイルス検査で陰性の結果が出ており、17日に退院する予定だという。

 新華社が伝えた地元衛生当局の話によると、上海で感染が確認された4歳男児は10日に市内の病院から退院し、これまでにH7N9型インフルエンザの完治が確認された唯一の例となっている。 (c)AFP