【4月14日 AFP】中国国営新華社通信(Xinhua)は14日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者2人が河南(Henan)省で確認されたと報じた。河南省で確認されたのは初めて。

 6日に発症した料理人の男性(34)は重体で、8日に発症した農業の男性(65)の容体は安定しているという。65歳の男性は日常的に家禽と接触していた。

 13日に首都・北京(Beijing)で女児(7)の感染が確認されるまで、H7N9型鳥インフルエンザウイルスの感染者が確認されたのは上海(Shanghai)と、上海に隣接する浙江(Zhejiang)省と江蘇(Jiangsu)省、そして浙江・江蘇両省に接する安徽(Anhui)省に限られていた。河南省は安徽省の北西部に接している。

 2週間前に中国当局が初めてヒトへのH7N9型ウイルス感染を発表して以来、感染者は51人、うち死者は11人になった。(c)AFP