米国でがん生存者増、今後10年で1800万人に
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【3月29日 AFP】米国でがん生存者の数が増えており、10年以内に1800万人に達するとの予測を27日、米がん学会(American Association for Cancer Research、AACR)が報告した。AACRによると、この数字は前回2012年1月に発表された1370万人から30%増となる。
がん生存者の増加が予測されるのは主に人口が高齢化するからで、2020年までに米国のがん生存者の3分の2を65歳以上が占めるようになるという。こうした傾向は医療業界にとって新たな課題であり、また長生きする生存者にとっては他の健康問題を抱える可能性が懸念される。
「生き抜いたがん患者が、単に長く生きるだけでなく、健康で生産的な人生を送れるようにすることが、私たち全員にとって非常に重要な課題だ」と米国立がん研究所(US National Cancer Institute)がん生存者室(Office of Cancer Survivorship)のジュリア・ローランド(Julia Rowland)室長は述べている。
AACRの報告によれば、がん生存者の22%は乳がんにかかった女性患者、20%は前立腺がんにかかった男性患者だった。一方、肺がん患者はわずか3%だった。(c)AFP
がん生存者の増加が予測されるのは主に人口が高齢化するからで、2020年までに米国のがん生存者の3分の2を65歳以上が占めるようになるという。こうした傾向は医療業界にとって新たな課題であり、また長生きする生存者にとっては他の健康問題を抱える可能性が懸念される。
「生き抜いたがん患者が、単に長く生きるだけでなく、健康で生産的な人生を送れるようにすることが、私たち全員にとって非常に重要な課題だ」と米国立がん研究所(US National Cancer Institute)がん生存者室(Office of Cancer Survivorship)のジュリア・ローランド(Julia Rowland)室長は述べている。
AACRの報告によれば、がん生存者の22%は乳がんにかかった女性患者、20%は前立腺がんにかかった男性患者だった。一方、肺がん患者はわずか3%だった。(c)AFP