【2月8日 AFP】人工甘味料入りの炭酸飲料が2型糖尿病(Type 2 diabetes)のリスク上昇に関連があるとの研究が7日、フランス国立保健医学研究所(Inserm)によって発表された。

 調査はフランス人女性6万6000人を対象に、1993年から2007年までの14年間にわたり、食生活と健康について調査した。女性はいずれも1925年~1950年の生まれで、調査開始時点で中高年だった。

 カロリーオフの炭酸飲料を1週間500ml消費した被験者の糖尿病リスクは、通常の(砂糖入り)炭酸飲料を同量飲んだ被験者よりも15パーセント高く、さらに1週間で1.5リットル飲んだグループでは59パーセント高かった。また、カローオフ飲料のほうが、摂取量が増える傾向があることも指摘されている。

 ただし、論文著者は、被験者の食習慣は追跡しなかったこと、さらにカロリーオフ飲料の摂取はもともと肥満の人に多いということも指摘している。

 研究は米健康・栄養専門誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション(American Journal of Clinical nutrition)」の最新号に掲載される。 (c)AFP