【11月23日 AFP】国連合同エイズ計画(UNAIDS)は21日、世界のエイズ事情をまとめた年次報告書を発表し、2011年は25か国でヒト免疫不全ウイルス(HIV)の新規感染者が2001年比で50%以上減ったことを明らかにした。25か国の半数以上がHIVの影響を最も強く受けているアフリカの国だった。

 2011年のHIV新規感染者は250万人で、2010年の260万人を下回り、2001年比では20%減となった。2011年の子供のHIV新規感染者は2003年比43%減の33万人だった。世界のエイズ関連の死者は5年連続で減少し、2011年は170万人だった。

 UNAIDSは、さまざまな取り組みが「歴史的な成果」を挙げ、「かつてエイズが猛威を振るった国々で新しい希望の時代が始まった」としている。(c)AFP/Nina LARSON