【10月23日 AFP】食費の予算が限られている時は、オーガニック(有機農産)かどうかにはこだわらず、子供たちにはたくさんのフルーツや野菜を食べさせるべきとする報告書が、米国小児科学会(American Academy of PediatricsAAP)により22日発表された。

 スタンフォード大学(Stanford University)の研究チームが9月初めに発表した大規模な研究では、オーガニック食品は農薬レベルは低い一方、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質などの栄養の含有量は非オーガニック食品と変わらないという結果が報告されている。

 AAPのジャネット・シルバースティーン(Janet Silverstein)氏は次のように述べた。「家庭では、高価なオーガニック食品を選ぶことによって健康に良い生鮮食品の摂取量が減ることは避けるべき。子供たちにとってもっと重要なのは、オーガニックか否かにかかわらずフルーツや野菜、全粒穀物、低脂肪または無脂肪の乳製品を豊富に取ることです。こういった食生活には健康面の利点があることが証明されています」

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