【8月16日 AFP】米テキサス(Texas)州で西ナイル(West Nile)熱ウイルスの感染が拡大している。今年初めから15日までに381人の感染が確認され、17人が死亡した。テキサス州保健局(Texas Department of State Health Services)が15日発表した。

 最も感染が広がっているのは全米9位の人口を持つダラス(Dallas)市を含むダラス郡(Dallas County)で、マイケル・ローリングズ(Michael Rawlings)市長は15日付けで災害非常事態を宣言した。

 1937年にウガンダで最初に発見された西ナイル熱ウイルスは、鳥によって運ばれ、人間には蚊を介して感染する。症状は重度の場合は高熱、視力低下やまひ、軽度のものとしては頭痛や発疹などがある。

 米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)によれば、今年の全米の感染者数(未確認も含む)は14日現在で693人、死者は26人となっており、テキサス州は感染者数・死者数とも1位となっている。(c)AFP