【8月8日 AFP】健康維持に必要な運動を十分に行っている米国成人は半分以下という調査結果が7日、米疾病対策センター(Centers for Disease Control and PreventionCDC)により発表された。

 米国では人口の3分の2が太り過ぎまたは肥満だとされているが、今回の調査で十分な運動を行っている人の割合は48%となった。

 米国が定めるガイドラインでは、ウオーキングなどの中強度の有酸素運動を週に最低2時間半、1回につき10分以上の長さで行うことが推奨されている。

 CDCが発表した調査によれば、ウオーキングを運動として行っている人は増えており、米国成人の約10人に6人がウオーキングを通じて体を活発に保っているという。

 CDC運動・健康部門のジョーン・ドーン(Joan Dorn)部長は、ウオーキング運動を行う成人が増えていることは良い兆候だとしつつ、さらなる改善の余地もあると述べている。「人々は交通量や犯罪が少なく、安心できる場所を好んで歩きます。行きたい場所や、行く必要のある場所に歩いて行きやすいような地域作りを行うとよいかもしれません」。(c)AFP