体外受精児、世界で500万人に
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【7月2日 AFP】34年前に世界初の体外受精児が英国で生まれてから、これまで全世界で体外受精(IVF)によって誕生した赤ちゃんの数は約500万人に上るとの推計が2日、トルコ・イスタンブールで開かれた欧州ヒト生殖学会(European Society of Human Reproduction and Embryology、ESHRE)第28回年次大会で発表された。
当初、人類が自然を操作することをめぐって激論が交わされたIVFだが、今では毎年、新生児の0.3%に相当する35万人の赤ちゃんがIVFで誕生しているという。
ローマ・カトリック教会は、大量の人間の胚が廃棄されることを理由に体外受精を不道徳とみなしているが、1978年に世界初の体外受精児ルイーズ・ブラウン(Louise Brown)さんの誕生に寄与したサイモン・フィッシェル(Simon Fishel)氏は、500万人という人数について「法的、道徳的、倫理的な議論や、社会に認知されるための取り組みの全てが正当化された」との見方を示した。(c)AFP
当初、人類が自然を操作することをめぐって激論が交わされたIVFだが、今では毎年、新生児の0.3%に相当する35万人の赤ちゃんがIVFで誕生しているという。
ローマ・カトリック教会は、大量の人間の胚が廃棄されることを理由に体外受精を不道徳とみなしているが、1978年に世界初の体外受精児ルイーズ・ブラウン(Louise Brown)さんの誕生に寄与したサイモン・フィッシェル(Simon Fishel)氏は、500万人という人数について「法的、道徳的、倫理的な議論や、社会に認知されるための取り組みの全てが正当化された」との見方を示した。(c)AFP