【3月16日 AFP】米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and PreventionCDC)は15日、「Tips from Former Smokers(元喫煙者たちからの助言)」と銘打った3か月間にわたる広告キャンペーンを19日から開始すると発表した。喫煙習慣の撲滅を掲げ、テレビやラジオ、インターネット、雑誌・新聞のほか、映画館でも流される。

 テレビ広告には、喫煙が原因で肺がんや心臓病などを患った人びとが登場。生々しい手術跡をテレビカメラにさらし、苦痛の体験を赤裸々に語る。その中の1人、ルーズベルトさん(45)は、たばこが原因で心臓発作を起こすなど夢にも思っていなかったと語る。

 米政府の最新統計によると、米国の喫煙者は全人口の20.6%を占め、うち400万人が若年層。一方、喫煙が原因の疾病にかかっている人は800万人を超えている。(c)AFP

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