肝臓がんと男性ホルモンの関連示す、香港研究
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【7月21日 AFP】女性に比べて男性のほうが肝臓がんを発症しやすい理由は男性ホルモンに関連した遺伝子にあることを、香港中文大学(Chinese University of Hong Kong)の研究チームが発見した。
研究チームが2008年から続けてきた研究で、肝臓がん患者の70%以上が細胞周期関連キナーゼ遺伝子(CCRK)が高い割合で形成されていることが分かった。
研究によると、CCRKは1万7000個以上もある遺伝子の1つで、アンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンの受容タンパク質によって直接、活性化される。
アンドロゲン受容体と肝臓がんの進行に関連があることが明らかになったことで、臨床に大きく影響する可能性があると、研究を主導した同大の沈祖尭(Joseph Sung)教授らは話している。また研究チームは、女性よりも男性の肝臓がんリスクが高い理由も説明できると大学のウェブサイト上で指摘している。
今回の研究によると、男性が肝臓がんを発症するリスクは香港では女性の3倍だが、中国の一部地域や日本では7倍にもなるという。肝臓がんは肺がん、大腸がんについで、がんによる死因の第3位となっているが、現在のところ、効果的な治療法は見つかっていない。(c)AFP
研究チームが2008年から続けてきた研究で、肝臓がん患者の70%以上が細胞周期関連キナーゼ遺伝子(CCRK)が高い割合で形成されていることが分かった。
研究によると、CCRKは1万7000個以上もある遺伝子の1つで、アンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンの受容タンパク質によって直接、活性化される。
アンドロゲン受容体と肝臓がんの進行に関連があることが明らかになったことで、臨床に大きく影響する可能性があると、研究を主導した同大の沈祖尭(Joseph Sung)教授らは話している。また研究チームは、女性よりも男性の肝臓がんリスクが高い理由も説明できると大学のウェブサイト上で指摘している。
今回の研究によると、男性が肝臓がんを発症するリスクは香港では女性の3倍だが、中国の一部地域や日本では7倍にもなるという。肝臓がんは肺がん、大腸がんについで、がんによる死因の第3位となっているが、現在のところ、効果的な治療法は見つかっていない。(c)AFP