淋病治療に大きな障壁、薬剤耐性を持つ淋菌を初めて特定
このニュースをシェア
【7月12日 AFP】薬剤耐性を持つ淋菌(りんきん)を、国際研究チームが初めて特定した。11日に行われた性病研究会議で発表された。
淋病とも呼ばれる淋菌感染症は、排尿時の痛みやうみなどの症状をもたらし、女性の不妊を引き起こす場合もあるが、これまでは、抗生物質で簡単に治療することができた。
研究を発表したスウェーデンの病原性ナイセリア研究所のMagnus Unemo氏は、「今回の発見は、予測可能ではあったが、憂慮すべき発見だ」と語る。1940年代に抗生物質を使った淋菌感染症治療が一般的になって以来、この淋菌はあらゆる投与薬剤に対する耐性機構を発達させるめざましい能力を示していたという。
詳細は、10~13日にカナダ・ケベック(Quebec)で開かれている第19回国際性感染症研究会議(International Society for Sexually Transmitted Disease Research)で発表される予定。発見がつい最近であることから、研究者たちは、この耐性菌がどれほど広まっているかを把握できていない。だが、急速に拡大する危険性があると懸念されている。(c)AFP
淋病とも呼ばれる淋菌感染症は、排尿時の痛みやうみなどの症状をもたらし、女性の不妊を引き起こす場合もあるが、これまでは、抗生物質で簡単に治療することができた。
研究を発表したスウェーデンの病原性ナイセリア研究所のMagnus Unemo氏は、「今回の発見は、予測可能ではあったが、憂慮すべき発見だ」と語る。1940年代に抗生物質を使った淋菌感染症治療が一般的になって以来、この淋菌はあらゆる投与薬剤に対する耐性機構を発達させるめざましい能力を示していたという。
詳細は、10~13日にカナダ・ケベック(Quebec)で開かれている第19回国際性感染症研究会議(International Society for Sexually Transmitted Disease Research)で発表される予定。発見がつい最近であることから、研究者たちは、この耐性菌がどれほど広まっているかを把握できていない。だが、急速に拡大する危険性があると懸念されている。(c)AFP