大腸菌感染「峠は越えた」、独保健相
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【6月9日 AFP】ドイツのダニエル・バール(Daniel Bahr)保健相は8日、腸管出血性大腸菌(EHEC)が引き起こす溶血性尿毒症症候群(HUS)の大流行は峠を越えたとの見方を示した。
同日ベルリン(Berlin)でイルゼ・アイグナー(Ilse Aigner)食料・農業・消費者保護相、16州の農業相、ドイツ国立ロベルト・コッホ研究所(Robert Koch Institute、RKI)の代表者、ジョン・ダリ(John Dalli)欧州委員(保健・消費者保護担当)との緊急会合を開いたあと、記者団に述べたもの。
HUSによる死者は8日までに少なくとも25人、感染者は2600人以上に達している。バール氏は、新たな感染者数は減少傾向にあるとするRKIの統計を引き合いに出し、「危険がゼロになったとは言えないが、国家レベルでは最悪の事態は去ったと楽観視できる根拠はある」と述べた。
だが、依然として感染源は特定できていないとして、トマト、レタス、キュウリ、モヤシを生で食べることは控えるよう国民に呼びかけた。
RKIは、感染者数の減少がこれらの野菜の買い控えに関連しているかは不明だとコメントしている。(c)AFP/Deborah Cole
【図解】腸管出血性大腸菌
同日ベルリン(Berlin)でイルゼ・アイグナー(Ilse Aigner)食料・農業・消費者保護相、16州の農業相、ドイツ国立ロベルト・コッホ研究所(Robert Koch Institute、RKI)の代表者、ジョン・ダリ(John Dalli)欧州委員(保健・消費者保護担当)との緊急会合を開いたあと、記者団に述べたもの。
HUSによる死者は8日までに少なくとも25人、感染者は2600人以上に達している。バール氏は、新たな感染者数は減少傾向にあるとするRKIの統計を引き合いに出し、「危険がゼロになったとは言えないが、国家レベルでは最悪の事態は去ったと楽観視できる根拠はある」と述べた。
だが、依然として感染源は特定できていないとして、トマト、レタス、キュウリ、モヤシを生で食べることは控えるよう国民に呼びかけた。
RKIは、感染者数の減少がこれらの野菜の買い控えに関連しているかは不明だとコメントしている。(c)AFP/Deborah Cole
【図解】腸管出血性大腸菌