米ベジタリアン専門誌、「菜食料理レシピ」に肉料理の写真使う
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【4月16日 AFP】購読者20万人以上を称する米国のベジタリアン(菜食主義者)専門誌「VegNews」が、ビーガン(完全菜食主義者)向けの料理レシピの見本写真として、実際には肉を使ったハンバーガーやホットドッグなどのストック写真を使っていたことが発覚し、批判を受けている。
肉料理のストック写真使用が発覚したのは13日。ビーガンブログの「quarrygirl.com」が突き止めた。
quarrygirl.comには、VegNews誌がレシピに使った写真と、オリジナルのストック写真とを比較した画像が複数枚掲載されている。
たとえば、「ビーガン用スペアリブ」のレシピには、本物のスペアリブから骨を画像処理で消した写真が使われていた。
また、「ビーガン用ブランズウィックシチュー」というレシピは、ニワトリの胸肉スープの写真がそのまま使われていた。
■肉料理写真使用、理由は「コスト」
写真流用の発覚を受けて、VegNews側は読者への手紙の中でこのように説明した。
「ときに、あらゆる選択肢がなくなった場合など、最終手段としてビーガン料理ではない料理のストック写真を使うことがあります。理想的には、すべての料理を自前で撮影したい。ですが、いまのところ、経済的に難しいのです」
さらに、「VegNewsは、動物の苦しみに終止符を打ちたいという動機だけで行われている、愛に基づいた労働です。印刷や郵送、紙代、制作費など、雑誌を出版することは非常にコストがかかるのです」と主張。「雑誌でストック写真を活用することは業界標準です。そして残念なことに、ビーガン料理の写真を提供するストック写真会社は非常に少ないのです」と述べた。
quarrygirl.comの運営者らは、雑誌の購読を中止し、VegNewsから受け取った賞を返却すると発表している。(c)AFP
【参考】quarrygirl.comの比較画像(英語)
肉料理のストック写真使用が発覚したのは13日。ビーガンブログの「quarrygirl.com」が突き止めた。
quarrygirl.comには、VegNews誌がレシピに使った写真と、オリジナルのストック写真とを比較した画像が複数枚掲載されている。
たとえば、「ビーガン用スペアリブ」のレシピには、本物のスペアリブから骨を画像処理で消した写真が使われていた。
また、「ビーガン用ブランズウィックシチュー」というレシピは、ニワトリの胸肉スープの写真がそのまま使われていた。
■肉料理写真使用、理由は「コスト」
写真流用の発覚を受けて、VegNews側は読者への手紙の中でこのように説明した。
「ときに、あらゆる選択肢がなくなった場合など、最終手段としてビーガン料理ではない料理のストック写真を使うことがあります。理想的には、すべての料理を自前で撮影したい。ですが、いまのところ、経済的に難しいのです」
さらに、「VegNewsは、動物の苦しみに終止符を打ちたいという動機だけで行われている、愛に基づいた労働です。印刷や郵送、紙代、制作費など、雑誌を出版することは非常にコストがかかるのです」と主張。「雑誌でストック写真を活用することは業界標準です。そして残念なことに、ビーガン料理の写真を提供するストック写真会社は非常に少ないのです」と述べた。
quarrygirl.comの運営者らは、雑誌の購読を中止し、VegNewsから受け取った賞を返却すると発表している。(c)AFP
【参考】quarrygirl.comの比較画像(英語)