ハイテクツールで減っている睡眠時間、米調査
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【3月8日 AFP】米睡眠財団(US National Sleep Foundation)が7日発表した調査結果で、テレビやビデオゲーム、パソコン、多機能携帯電話(スマートフォン)のせいで、米国人の睡眠時間が減っていることが分かった。
調査に回答した人のうち、寝る前の時間帯にそうしたツールを使うと答えた人は95%にも上った。米ハーバード大医学部(Harvard Medical School)のチャールズ・ツァイスラー(Charles Czeisler)博士は「入眠前の大事な時間帯に、発光するスクリーンを過剰に見ているということだ。こうした覚醒効果のあるテクノロジーが寝室に入り込んでいることが、今回の調査で十分な睡眠時間が取れていないと答えた人が多かった原因だろう」と述べている。
ツァイスラー博士によると、モニターや携帯ツールのスクリーンの光を浴びると、睡眠ホルモンの分泌が抑制されて覚醒が強化され、さらに眠りにくくなると言う。
調査は13~64歳を対象にしたが、そのうち43%の人が、平日に十分な睡眠をとっていることはまれか、あるいはまったくないと答えた。理由については、高年齢層ではテレビを見ているためという人が多く、若年層ではパソコン、スマートフォン、ビデオゲームのせいという回答が多かった。
米ストーニーブルック大学医学部附属病院(Stony Brook University Medical Center)のローレン・ヘイル(Lauren Hale)氏は「ほとんどいつも寝る前にはテレビを見るという人が増えていることは過去50年間で見てきたが、現在はノートパソコンや携帯電話、ビデオゲーム、音楽ツールといった情報テクノロジーが、急速に同じ位置を占めつつある」と指摘する。「こうしたより睡眠の妨げになる可能性のあるテクノロジーを、若い世代が多用していることは後に、体や認知発達、その他の健康に深刻な害をもたらす可能性がある」と言う。
研究チームは、スマートフォンやパソコン、ビデオゲームのほうが、受身的にテレビを見ているよりも刺激が強いため、ますます眠りにくくなるのではないかと推測している。
また調査結果では、こうしたツールのせいで睡眠不足なった回答者たちは疲れに対処するために、カフェインに頼ったり、居眠りをしたりしていた。(c)AFP
調査に回答した人のうち、寝る前の時間帯にそうしたツールを使うと答えた人は95%にも上った。米ハーバード大医学部(Harvard Medical School)のチャールズ・ツァイスラー(Charles Czeisler)博士は「入眠前の大事な時間帯に、発光するスクリーンを過剰に見ているということだ。こうした覚醒効果のあるテクノロジーが寝室に入り込んでいることが、今回の調査で十分な睡眠時間が取れていないと答えた人が多かった原因だろう」と述べている。
ツァイスラー博士によると、モニターや携帯ツールのスクリーンの光を浴びると、睡眠ホルモンの分泌が抑制されて覚醒が強化され、さらに眠りにくくなると言う。
調査は13~64歳を対象にしたが、そのうち43%の人が、平日に十分な睡眠をとっていることはまれか、あるいはまったくないと答えた。理由については、高年齢層ではテレビを見ているためという人が多く、若年層ではパソコン、スマートフォン、ビデオゲームのせいという回答が多かった。
米ストーニーブルック大学医学部附属病院(Stony Brook University Medical Center)のローレン・ヘイル(Lauren Hale)氏は「ほとんどいつも寝る前にはテレビを見るという人が増えていることは過去50年間で見てきたが、現在はノートパソコンや携帯電話、ビデオゲーム、音楽ツールといった情報テクノロジーが、急速に同じ位置を占めつつある」と指摘する。「こうしたより睡眠の妨げになる可能性のあるテクノロジーを、若い世代が多用していることは後に、体や認知発達、その他の健康に深刻な害をもたらす可能性がある」と言う。
研究チームは、スマートフォンやパソコン、ビデオゲームのほうが、受身的にテレビを見ているよりも刺激が強いため、ますます眠りにくくなるのではないかと推測している。
また調査結果では、こうしたツールのせいで睡眠不足なった回答者たちは疲れに対処するために、カフェインに頼ったり、居眠りをしたりしていた。(c)AFP