【1月28日 AFP】南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領(92)が入院していることが27日明らかになり、国民の間に動揺が広がっている。

 ネルソン・マンデラ財団(Nelson Mandela Foundation)は、マンデラ氏が26日に「定期検査のため」ヨハネルブルク(Johannesburg)の病院に入院したと発表した。

 だが、地元スター(Star)紙は、マンデラ氏は肺疾患で入院したと報じている。

 マンデラ氏に近い筋はAFPに対し、「彼は重い病気にかかっているが、命には別状ない」と話した。さらに、「28日にも退院できるだろう」としたが、病院側は退院の見通しについてはコメントしていない。

 病院には27日、グラサ・マシェル(Graca Machel)夫人ら親族のほか、ウィニー・マンデラ(Winnie Madikizela-Mandela)前夫人も訪れ、マンデラ氏を見舞った。
 
 与党アフリカ民族会議(African National CongressANC)は、国民に不要な憶測はせぬよう呼びかけている。(c)AFP/Tabelo Timse