アルツハイマー病、血液検査でも検出可能に 米研究
このニュースをシェア
【1月8日 AFP】将来、アルツハイマー病を血液検査で検出できるようになるかもしれないとする研究報告が、6日の医学誌「Cell(細胞)」に発表された。
米スクリプス研究所(Scripps Research Institute)の研究チームは、血液中に病気の兆候を見つけるという新たな方法を試みた。ペプトイドと呼ばれる分子を用いて、特定の病気の抗体を検出するというものだ。
研究チームはマウス実験で、多発性硬化症に似た症状を呈するマウスでは、抗体の本体である免疫グロブリンが健康なマウスよりも多いことを確認。次に、アルツハイマー病患者、パーキンソン病患者、健常者の各6人の血液を分析した。
その結果、アルツハイマー病患者のほうが、ほかのグループよりも3倍も免疫グロブリンのレベルが高い3種類のペプトイドを確認できた。
研究を主導したトーマス・コダデック(Thomas Kodadek)博士は、この方法を進行の早いすい臓がんなど、その他の病気の早期発見などにも応用できるかもしれないと話している。(c)AFP
米スクリプス研究所(Scripps Research Institute)の研究チームは、血液中に病気の兆候を見つけるという新たな方法を試みた。ペプトイドと呼ばれる分子を用いて、特定の病気の抗体を検出するというものだ。
研究チームはマウス実験で、多発性硬化症に似た症状を呈するマウスでは、抗体の本体である免疫グロブリンが健康なマウスよりも多いことを確認。次に、アルツハイマー病患者、パーキンソン病患者、健常者の各6人の血液を分析した。
その結果、アルツハイマー病患者のほうが、ほかのグループよりも3倍も免疫グロブリンのレベルが高い3種類のペプトイドを確認できた。
研究を主導したトーマス・コダデック(Thomas Kodadek)博士は、この方法を進行の早いすい臓がんなど、その他の病気の早期発見などにも応用できるかもしれないと話している。(c)AFP