HIV陽性の米ポルノ俳優が初会見、撮影でのコンドーム義務化求める
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【12月10日 AFP】米国で10月にポルノ俳優がHIV検査の結果、陽性だったことで、ポルノ映画業界全体が一時休業状態となったが、この男優が8日初めて会見し、撮影現場でのコンドーム使用の義務化を求め、検査後のおざなりな対応など涙ながらに米ポルノ映画業界を非難した。
会見したデリク・バーツ(Derrick Burts)さん(24)は、ポルノ俳優を守るためには、1か月に1度の定期検診では不十分だと訴えた。また、ポルノ業界で働く俳優たちのクリニックであるアダルト産業医療保健基金(Adult Industry Medical Healthcare Foundation、AIM)に検査後、1か月半も治療もなく放置されたことも明らかにした。
バーツ氏は何度も涙をこらえながら「業界の裏にいる有力者たちは、自分たちの映画の出演者を保護するシステムを考える必要がある。10億ドル産業なのに(HIV検査で)陽性だった人間に手を差し伸べることもできない。やるべきことがたくさんある」と述べた。
バーツ氏は10月8日、ロサンゼルス郊外サンフェルナンドバレー(San Fernando Valley)にあるAIMのクリニックの定期検査で、HIVに感染していると告げられた。ポルノ俳優を始めてわずか7か月目のことだった。
「AIMは月ごとの定期検診で性感染症やHIVは防げると言いたがっているが、それは完全に間違いだ。検査は、いま病気を持っているかどうかを調べるだけだ。本当にわが身を守りたかったらコンドームを着けるしかない。今すぐコンドームの使用を義務づけるべきだ。システムが変わるまで、あと何人が自分のような目に遭わなければいけないんだ?」
米ポルノ映画業界では10月、少なくとも大手プロダクション4社が、バーツ氏と共演したことが分かっているすべての俳優・女優のHIV検査が終了するまでとして数週間、撮影を中止した。
バーツ氏は、検査後1か月半の間AIMが治療を行わなかったために駆け込んだ、ロサンゼルスのエイズ医療財団(AIDS Healthcare Foundation、AHF)で会見した。(c)AFP/Michael Thurston
【関連記事】役者にHIV陽性反応、米大手2社でポルノ制作中止に
会見したデリク・バーツ(Derrick Burts)さん(24)は、ポルノ俳優を守るためには、1か月に1度の定期検診では不十分だと訴えた。また、ポルノ業界で働く俳優たちのクリニックであるアダルト産業医療保健基金(Adult Industry Medical Healthcare Foundation、AIM)に検査後、1か月半も治療もなく放置されたことも明らかにした。
バーツ氏は何度も涙をこらえながら「業界の裏にいる有力者たちは、自分たちの映画の出演者を保護するシステムを考える必要がある。10億ドル産業なのに(HIV検査で)陽性だった人間に手を差し伸べることもできない。やるべきことがたくさんある」と述べた。
バーツ氏は10月8日、ロサンゼルス郊外サンフェルナンドバレー(San Fernando Valley)にあるAIMのクリニックの定期検査で、HIVに感染していると告げられた。ポルノ俳優を始めてわずか7か月目のことだった。
「AIMは月ごとの定期検診で性感染症やHIVは防げると言いたがっているが、それは完全に間違いだ。検査は、いま病気を持っているかどうかを調べるだけだ。本当にわが身を守りたかったらコンドームを着けるしかない。今すぐコンドームの使用を義務づけるべきだ。システムが変わるまで、あと何人が自分のような目に遭わなければいけないんだ?」
米ポルノ映画業界では10月、少なくとも大手プロダクション4社が、バーツ氏と共演したことが分かっているすべての俳優・女優のHIV検査が終了するまでとして数週間、撮影を中止した。
バーツ氏は、検査後1か月半の間AIMが治療を行わなかったために駆け込んだ、ロサンゼルスのエイズ医療財団(AIDS Healthcare Foundation、AHF)で会見した。(c)AFP/Michael Thurston
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