ES細胞の臨床試験、眼病患者に 米バイオ企業
このニュースをシェア
【11月23日 AFP】米バイオ企業、アドバンスト・セル・テクノロジー(Advanced Cell Technology)は22日、失明の危険性がある眼病患者に対し、ヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を使った臨床試験を実施する承認を米食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)から得たと発表した。
対象は、成人の「スターガート病」患者12人で、ES細胞由来の網膜細胞を移植する。今回は視力の回復ではなく、安全性などを確認する。
同社によると、マウスの実験では、この手法が病気の進行を妨げる一方、腫瘍などの副作用を生じさせないことが証明されている。
ES細胞を使った臨床試験は世界で2例目。初の臨床試験は前月、米バイオテクノロジー企業ジェロン(Geron)により脊髄(せきずい)を損傷した患者に行われている。
スターガート病は、網膜色素上皮が破壊されて光受容体が劣化することにより、失明に至るというもので、若者の発症例が多い。早ければ6歳ごろに罹患(りかん)する。患者数は全米で約2万5000人と見られている。(c)AFP/Kerry Sheridan
対象は、成人の「スターガート病」患者12人で、ES細胞由来の網膜細胞を移植する。今回は視力の回復ではなく、安全性などを確認する。
同社によると、マウスの実験では、この手法が病気の進行を妨げる一方、腫瘍などの副作用を生じさせないことが証明されている。
ES細胞を使った臨床試験は世界で2例目。初の臨床試験は前月、米バイオテクノロジー企業ジェロン(Geron)により脊髄(せきずい)を損傷した患者に行われている。
スターガート病は、網膜色素上皮が破壊されて光受容体が劣化することにより、失明に至るというもので、若者の発症例が多い。早ければ6歳ごろに罹患(りかん)する。患者数は全米で約2万5000人と見られている。(c)AFP/Kerry Sheridan