【11月2日 AFP】カウチポテト族は定期的に運動する人よりかぜを約2倍ひきやすく、こじらせる確率も30%ほど高いという調査結果が、2日の英医学誌「British Journal of Sports Medicine」に掲載された。

 米ノースカロライナ(North Carolina)州のアパラチアン州立大(Appalachian State University)の研究チームは、ウィスコンシン(Wisconsin)州に住む18~85歳の1002人を対象に、2008年秋冬の12週間について呼吸器疾患の罹患状況と体重の推移を調べた。さらに、食生活、ライフスタイル、有酸素運度の習慣について尋ねた。

 かぜをひいた平均日数は、1週間の運動日数が5日以上の人は4.4~4.9日、運動日数が1~4日の人は4.9~5.5日、1日以下の人は8.2~8.6日だった。

 研究チームは、まとまった運動は免疫機能を一時的に強化し、ウイルスが身体に侵入しにくくなると見ている。この研究によると、米国人が1年間にかぜをひく回数は、成人が平均2~4回、子どもが6~10回だという。(c)AFP