【9月3日 AFP】1日に40本ものたばこを吸っていたインドネシアの2歳児、アルディ・リザル(Ardi Rizal)君が、集中的な禁煙セラピーの末、禁煙に成功したことが明らかになった。同国の児童福祉当局者が2日、明らかにした。

 リザル君が喫煙を始めたのは父親からたばこを与えられたのがきっかけ。6か月後には1日に2箱吸うようになり、たばこを取り上げられるとかんしゃくを起こすようになっていた。

 リザル君がたばこを吸う映像が5月にインターネット上に投稿されると世界を驚かせるとともに、インドネシアのたばこ規制のゆるさに注目が集まっていた。

 リザル君は7月、母親とともにスマトラ(Sumatra)島の村を離れ、首都ジャカルタ(Jakarta)で禁煙セラピーを受けていた。また同年代の子どもたちと遊ばせるなどの活動で忙しくさせ、たばこを吸う時間がないようにしたところ、たばこより遊びに関心を向けるようになったという。

 ジャカルタでの1か月間、リザル君は父親を恋しがり、2日にジャカルタを出発するときは父親に会えるととても嬉しそうだったという。(c)AFP

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