医療用大麻の効果を実証、神経障害痛を緩和 カナダ研究
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【8月31日 AFP】大麻吸引は、慢性的な神経障害痛を和らげ、患者を睡眠に誘導してくれるとする研究結果が、30日のカナダの医学誌「カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル(Canadian Medical Association Journal、CMAJ)」に発表された。
カナダ・マギル大(McGill University)の研究チームは、有効な治療法がほとんどない外傷後または術後の神経障害痛に苦しむ21人の患者に、薬草の一種である大麻を1日3回、5日間吸引してもらった。大麻の主な有効成分であるテトラヒドロカンナビノールの含有率は9.4%、1回の吸引量は25ミリグラムとした。
その結果、痛みが弱まり、睡眠の質が高まり、気分が向上したことが明らかになった。
なお、テトラヒドロカンナビノールの含有率がこれよりも低い大麻では、痛みの軽減に関して顕著な効果は認められず、気分や生活の質の向上も見られなかった。
一方、程度こそ極めて低いものの、頭痛、ドライアイ、痛みのある部分のしゃく熱感、目まい、無感覚、せきといった副作用が一般的に認められた。(c)AFP
カナダ・マギル大(McGill University)の研究チームは、有効な治療法がほとんどない外傷後または術後の神経障害痛に苦しむ21人の患者に、薬草の一種である大麻を1日3回、5日間吸引してもらった。大麻の主な有効成分であるテトラヒドロカンナビノールの含有率は9.4%、1回の吸引量は25ミリグラムとした。
その結果、痛みが弱まり、睡眠の質が高まり、気分が向上したことが明らかになった。
なお、テトラヒドロカンナビノールの含有率がこれよりも低い大麻では、痛みの軽減に関して顕著な効果は認められず、気分や生活の質の向上も見られなかった。
一方、程度こそ極めて低いものの、頭痛、ドライアイ、痛みのある部分のしゃく熱感、目まい、無感覚、せきといった副作用が一般的に認められた。(c)AFP