ビーチパラソル利用に思わぬ落とし穴、紫外線の34%が「素通り」 研究
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【7月22日 AFP】ビーチパラソルでは、皮膚がんや白内障などの原因になる太陽の紫外線を期待するほど防げないとする研究結果が、今週出版された医学誌「Photochemistry and Photobiology(光化学と光生物学)」の最新号に掲載された。
スペイン・バレンシア大(University of Valencia)の研究チームは、半径80センチ、高さ1.5メートルの青と白で塗られたキャンバス地のビーチパラソルの下に、紫外線センサーを置いて測定した。その結果、太陽からの直接放射はほぼすべてが遮断できていたが、拡散放射の一部が遮られずに地面まで届いていた。これは、全紫外線の34%に相当する。
研究者らは、ビーチパラソルは横から侵入する拡散放射には無防備なためと結論付けている。医師らは、浜辺でビーチパラソルの下に隠れる際にも、日焼け止めや帽子、衣服などで紫外線対策を怠らないよう助言している。(c)AFP
スペイン・バレンシア大(University of Valencia)の研究チームは、半径80センチ、高さ1.5メートルの青と白で塗られたキャンバス地のビーチパラソルの下に、紫外線センサーを置いて測定した。その結果、太陽からの直接放射はほぼすべてが遮断できていたが、拡散放射の一部が遮られずに地面まで届いていた。これは、全紫外線の34%に相当する。
研究者らは、ビーチパラソルは横から侵入する拡散放射には無防備なためと結論付けている。医師らは、浜辺でビーチパラソルの下に隠れる際にも、日焼け止めや帽子、衣服などで紫外線対策を怠らないよう助言している。(c)AFP