【7月5日 AFP】ことし200周年を迎える世界最大のビールの祭典、ドイツ南部ミュンヘン(Munich)の「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」のビールテントが禁煙になることが、4日決まった。

 ミュンヘンのあるバイエルン州で同日、パブやレストラン、ビールテントでの喫煙を全面的に禁止する法改正の賛否を問う住民投票が行われ、賛成が61%と法改正に必要な過半数に達したため。もっとも、投票率は37.7%と低かった。

 現行法は、ピールテント内での喫煙のほか、パブの中に喫煙室を設けることを認めているが、法改正後は例外なく禁止される。

 住民投票は、健康問題を強調し感情に訴える賛成派と、選択の自由を訴える反対派の間で激しい論争を巻き起こしていた。賛成派はこの動きが全国の規制強化につながればと期待を寄せている。

 ただ、地元メディアによると、改正法がオクトーバーフェストに適用されるのは来年以降になるという。オクトーバーフェストには前年、570万人が訪れた。(c)AFP