唾液検査でがんを発見、慶大とカリフォルニア大が共同開発
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【6月30日 AFP】慶応大学(Keio University)は28日、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California Los Angeles、UCLA)と共同で唾液からがんを発見する技術の開発に成功したと発表した。
慶応大によると、研究チームはがん患者を含む215人から唾液サンプルを摂取して、これを分析。その結果、膵臓(すいぞう)がん、乳がん、口腔がんの3種類のがんに罹患していることを示す54種類の物質を特定できたという。検出精度は膵臓がんが99%、乳がんが95%、口腔がんが80%と、かなり高い確率だ。
新技術は唾液に含まれる500種類もの物質を一度に分析できる上、検査は半日程度ですみ、血液検査より患者への負担も少ない。また、初期段階で目だった症状が見られないことから発見が遅れ、生存率が低くなりがちな膵臓がんや口腔がんの有効な発見手段として期待される。
慶応大では、唾液検査の技術を、がん以外の疾患発見にもつなげたいと語っている。(c)AFP
慶応大によると、研究チームはがん患者を含む215人から唾液サンプルを摂取して、これを分析。その結果、膵臓(すいぞう)がん、乳がん、口腔がんの3種類のがんに罹患していることを示す54種類の物質を特定できたという。検出精度は膵臓がんが99%、乳がんが95%、口腔がんが80%と、かなり高い確率だ。
新技術は唾液に含まれる500種類もの物質を一度に分析できる上、検査は半日程度ですみ、血液検査より患者への負担も少ない。また、初期段階で目だった症状が見られないことから発見が遅れ、生存率が低くなりがちな膵臓がんや口腔がんの有効な発見手段として期待される。
慶応大では、唾液検査の技術を、がん以外の疾患発見にもつなげたいと語っている。(c)AFP