口の中が汚い人は、心臓病リスクが高い 英研究
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【5月29日 AFP】口腔(こうくう)が不衛生な人は、1日2回歯を磨く人に比べて心臓病リスクが高いとする調査結果が、28日の英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」に掲載された。
英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(University College London、UCL)の研究チームは、スコットランドに住む1万1000人を対象に、本人と家族の病歴およびライフスタイルに関するデータを調査した。
1日2回歯を磨くという人は10人中7人、半年ごとに歯医者で歯を点検してもらうという人は10人中6人だった。
歯を磨く回数が2回未満の人では、2回以上の人に比べて心臓病リスクが70%高く、動脈血栓の引き金となりやすい炎症の有無を示すタンパク質標識についても、陽性反応を示す確率が高かった。
こうした結果は、社会階級、肥満、喫煙、家族に心臓病の病歴があるといった危険因子を加味した場合でも変わらなかった。
一方で、歯を磨く回数が少ない人の心臓病リスクは相対的には低く、口腔不衛生が実際に心臓病を引き起こしているのか、心臓病リスクの指標に過ぎないのかは不明だという。(c)AFP
英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(University College London、UCL)の研究チームは、スコットランドに住む1万1000人を対象に、本人と家族の病歴およびライフスタイルに関するデータを調査した。
1日2回歯を磨くという人は10人中7人、半年ごとに歯医者で歯を点検してもらうという人は10人中6人だった。
歯を磨く回数が2回未満の人では、2回以上の人に比べて心臓病リスクが70%高く、動脈血栓の引き金となりやすい炎症の有無を示すタンパク質標識についても、陽性反応を示す確率が高かった。
こうした結果は、社会階級、肥満、喫煙、家族に心臓病の病歴があるといった危険因子を加味した場合でも変わらなかった。
一方で、歯を磨く回数が少ない人の心臓病リスクは相対的には低く、口腔不衛生が実際に心臓病を引き起こしているのか、心臓病リスクの指標に過ぎないのかは不明だという。(c)AFP