はしかが再流行、2012年までに年間50万人死亡の可能性も WHOが警告
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【5月27日 AFP】世界保健機関(World Health Organisation、WHO)は21日、はしかの再流行の兆しへの懸念を示し、2012年までに年間50万人の死者を出しかねないとして予防対策の徹底を呼びかけた。
WHOの医療担当官ペーター・シュトレーベル(Peter Strebel)医師によると、2008年以降、各国で政府によるはしか予防努力が著しく低下しており、その結果、はしかが急速に再流行の兆しを見せている。はしかの流行は、アフリカを中心にアジア、欧州の一部でも見られるという。
さらにシュトレーベル氏は、政治と資金の両面で予防対策を怠れば、2012年までには毎年50万人以上がはしかで死亡する事態となり、過去18年のはしか対策は全て水泡に帰すと警告した。
WHO加盟193か国は前週、ジュネーブ(Geneva)ではしか対策を協議し、2015年までにはしか発症率を100万人あたり5人未満に抑え、死亡率を2000年の時点から95%減らすなどの目標を決めた。さらに、世界規模ではしかの予防接種率90%以上を目指すという。(c)AFP
WHOの医療担当官ペーター・シュトレーベル(Peter Strebel)医師によると、2008年以降、各国で政府によるはしか予防努力が著しく低下しており、その結果、はしかが急速に再流行の兆しを見せている。はしかの流行は、アフリカを中心にアジア、欧州の一部でも見られるという。
さらにシュトレーベル氏は、政治と資金の両面で予防対策を怠れば、2012年までには毎年50万人以上がはしかで死亡する事態となり、過去18年のはしか対策は全て水泡に帰すと警告した。
WHO加盟193か国は前週、ジュネーブ(Geneva)ではしか対策を協議し、2015年までにはしか発症率を100万人あたり5人未満に抑え、死亡率を2000年の時点から95%減らすなどの目標を決めた。さらに、世界規模ではしかの予防接種率90%以上を目指すという。(c)AFP