【4月28日 AFP】喫煙、飲酒、栄養の偏った食生活、運動不足。これら4つの不健康習慣が重なると、寿命が平均12年間縮む可能性があるとする論文が、26日の米内科学会誌「アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン(Archives of Internal Medicine)」に発表された。

 ノルウェー・オスロ大(University of Oslo)などの研究チームは、1984~85年に18歳以上の4886人を対象に、これら4つの不健康習慣のうちあてはまる数に応じて各人を点数化した。すべての習慣に当てはまる場合は4点、1つも当てはまらない場合は0点となる。

 平均20年間の追跡調査の結果、「4点」の人は、「0点」の人に比べて、がんと心臓病による死亡リスクは3倍、その他の原因による死亡リスクは4倍にのぼることが明らかになった。

 全般的に、点数が高いほど平均寿命は短くなり、「4点」の人は「0点」の人に比べて12年以上寿命が短くなる可能性があることが分かった。

 逆に、こうした習慣を減らしたりやめたりすることで、寿命を延ばすことができるかもしれないと、論文は指摘している。(c)AFP