【4月26日 AFP】エイズウイルス(HIV)感染率が世界で最も高い国といわれる南アフリカのジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領(68)は25日、国内におけるHIVカウンセリング・検査の実施強化キャンペーンを打ち出すとともに、自らのHIV検査結果を公表した。

 ズマ大統領はヨハネスブルク(Johannesburg)の病院で行われたイベントで、定期的にHIV検査を受けていることを明らかにした上で、「4月の検査結果は、過去3回の検査と同様に陰性だった」と述べた。

 検査結果の公表について大統領は、「慎重に考慮した結果、検査結果を南ア国民と共有することにした」「エイズ感染に付きものの沈黙や恥の感情を無くし、もっとオープンにすることだ」などと説明した。

 ズマ大統領は2006年、HIV感染者の女性へ性的暴行を行った疑いで裁判沙汰となった際、コンドームを着けなくてもシャワーを浴びれば感染リスクは避けることができると発言したことがある。(c)AFP/Tabelo Timse