関節手術後のホチキス縫合に感染症リスク、英研究
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【3月17日 AFP】関節手術後、ホチキスを使えば、ナイロン糸よりも手早く傷口を縫合できるかもしれないが、感染症にはかかりやすくなる。こうした論文が17日、英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)」(電子版)に発表された。
英ノーフォーク・ノーウィッチ大学病院(Norfolk and Norwich University Hospital)の医師らは、6回の手術においてナイロン糸またはホチキスで縫合された計683か所の傷口の経過を調べた。
その結果、ホチキス縫合が感染症を引き起こす確率は、ナイロン糸縫合と比較して、浅い傷では3倍、股関節手術では4倍高くなることが分かった。
なお、炎症、分泌、アレルギー反応のリスクに関しては、目立った相違は認められなかった。
結果を受け、論文は、さらなる調査が必要としながらも、「股関節やひざ関節手術でできた傷口をホチキスを用いて縫合するのは推奨できない」と指摘している。(c)AFP
英ノーフォーク・ノーウィッチ大学病院(Norfolk and Norwich University Hospital)の医師らは、6回の手術においてナイロン糸またはホチキスで縫合された計683か所の傷口の経過を調べた。
その結果、ホチキス縫合が感染症を引き起こす確率は、ナイロン糸縫合と比較して、浅い傷では3倍、股関節手術では4倍高くなることが分かった。
なお、炎症、分泌、アレルギー反応のリスクに関しては、目立った相違は認められなかった。
結果を受け、論文は、さらなる調査が必要としながらも、「股関節やひざ関節手術でできた傷口をホチキスを用いて縫合するのは推奨できない」と指摘している。(c)AFP