親から子へ受け継がれる遺伝子変異、定説より少なかった 米研究
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【3月11日 AFP】両親から子に受け継がれる遺伝子変異の数は、これまで考えられていたよりはるかに少ない――。世界で初めて一家全員の遺伝情報を解読した米研究チームが、定説を覆す発見を11日の米科学誌サイエンス電子版「Science Express」に発表した。
これまで、両親から子に継承される遺伝子変異の数は、母親と父親からそれぞれ75個ずつと考えられてきた。
しかしシアトル生物学研究所(Institute for Systems Biology in Seattle)とユタ大学(University of Utah)の研究チームはこのほど、世界で初めて父母、娘、息子の一家4人の遺伝情報を解読し、親から継承される遺伝子変異の数は30個ずつ、計60個であるとの推定を導き出した。
これらの遺伝子変異の大半は子どもの健康には影響を及ぼさないものであると考えられている。
この研究結果は、いくつかの一般的な疾患の原因を絞り込んでいく研究で活用が期待されるという。(c)AFP
これまで、両親から子に継承される遺伝子変異の数は、母親と父親からそれぞれ75個ずつと考えられてきた。
しかしシアトル生物学研究所(Institute for Systems Biology in Seattle)とユタ大学(University of Utah)の研究チームはこのほど、世界で初めて父母、娘、息子の一家4人の遺伝情報を解読し、親から継承される遺伝子変異の数は30個ずつ、計60個であるとの推定を導き出した。
これらの遺伝子変異の大半は子どもの健康には影響を及ぼさないものであると考えられている。
この研究結果は、いくつかの一般的な疾患の原因を絞り込んでいく研究で活用が期待されるという。(c)AFP