【2月17日 AFP】南米コロンビアのカリ(Cali)の葬儀場で16日、埋葬の準備が進められていた女性の「遺体」が突然息を吹き返すという出来事があった。

 地元メディアによると、この女性(45)は15日に神経系の疾患で重体となり入院。16日に病院で臨床死を宣言されていた。病院の医師は、「患者に装着していた機器は血圧も心拍も検出しなかった」と説明している。

 病院スタッフは女性の死亡証明書にサインし、女性の「遺体」が埋葬準備のために葬儀場へ運ばれた。

 しかし、これは医師たちが「ラザロ徴候」と呼ぶ事例で、女性はまだ実際には死亡していなかったというのだ。

 病院の医師は、「葬儀場でホルムアルデヒド処理をしようとしていた際に、再び呼吸をし始め、動き出した」と地元メディアに語った。この女性は現在再入院しているが、意識不明の状態が続いているという。(c)AFP