肥満予防は「ゆりかご」から、米研究チーム
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【2月14日 AFP】米国の肥満児の半数は2歳になる前から過体重になっているという調査報告が米医学誌「Clinical Pediatrics」に掲載された。研究した米国の医師らは、肥満度は幼年期から調べ始めるべきだと主張している。
この研究は子どもが過体重となる「転換期」がいつなのかを正確に割り出すことを目的に行われた。米バージニア(Virginia)州の2つの病院で治療を受けた2~20歳の患者の医療記録480件を調べ、5回の通院で毎回身長と体重を測定し、うち1回以上で過体重だった患者184人の記録を分析した。
この結果、過体重になる月齢の中央値は22か月だった。初回の通院時にすでに過体重だった子どもを含めると、過体重となる月齢の中央値は生後15か月だった。
「子どもの肥満が増えた今でも、世間ではまるまると太った赤ちゃんは健康だとする神話がいまだに残っている。肥満児のうち、実際に肥満と診断されているのは全体の20~50%に過ぎず、適切な治療を受けている肥満児はそれよりさらに少ない」と、チームの1人は話している。
研究チームは、体重が増えすぎて『手遅れ』になるのを待つのではなく、できるかぎり早い時期から子どもの肥満度を調べて肥満にならないようにすべきだとしている。(c)AFP
この研究は子どもが過体重となる「転換期」がいつなのかを正確に割り出すことを目的に行われた。米バージニア(Virginia)州の2つの病院で治療を受けた2~20歳の患者の医療記録480件を調べ、5回の通院で毎回身長と体重を測定し、うち1回以上で過体重だった患者184人の記録を分析した。
この結果、過体重になる月齢の中央値は22か月だった。初回の通院時にすでに過体重だった子どもを含めると、過体重となる月齢の中央値は生後15か月だった。
「子どもの肥満が増えた今でも、世間ではまるまると太った赤ちゃんは健康だとする神話がいまだに残っている。肥満児のうち、実際に肥満と診断されているのは全体の20~50%に過ぎず、適切な治療を受けている肥満児はそれよりさらに少ない」と、チームの1人は話している。
研究チームは、体重が増えすぎて『手遅れ』になるのを待つのではなく、できるかぎり早い時期から子どもの肥満度を調べて肥満にならないようにすべきだとしている。(c)AFP