【1月22日 AFP】中南米最大のファッションショー「サンパウロ・ファッションウィーク(Sao Paulo Fashion Week)」の主催者は21日、ブラジル人モデルらが「やせ過ぎ」であることに懸念を表明した。欧米の不健康なトレンドに追従しているためとしている。

 クリエイティブ・ディレクターのパウロ・ボルゲス(Paulo Borges)氏は同日声明で、「キャットウォークの一部のブラジル人モデルたちがやせ過ぎであることをかねてから心配している。その多くは売れっ子で、仕事のため一年の大半を欧米で過ごしているモデルたちだ。モデルの極めて不健康な問題を無視するわけにはいかない」と述べた。

 さらにファション業界に対し、欧米のこうしたトレンドがモデル、業界、社会に影響を及ぼさないよう共同で取り組むことを提言した。

 サンパウロ・ファッションウィークは3年前から、モデルに対して下限年齢の制限を設けるとともに、健康診断書の提出を義務づけている。(c)AFP

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