【12月22日 AFP】台湾政府は、国民の食生活の改善と肥満率の低下を目指し、世界で初めてジャンクフードに課税する方針だと、台湾紙・蘋果日報(Apple Daily)が21日報じた。

 国民健康局が現在、砂糖が多く含まれた飲み物やキャンディー、ケーキ、ファストフードやアルコールなど、不健康とみなされる食べ物に特別税をかける法案の草案を作成中で、来年にも議会に提出され、2011年ごろに実施される予定という。

 なお税収は、健康増進啓発活動を行う団体への助成や、資金不足に陥っている国民健康保険制度の支援に回されるという。

  台湾では、子どもの25~30%が肥満であるなど、肥満問題が深刻になりつつあり、国の保険制度にさらなる負担がかかることが懸念されている。(c)AFP