体中に針刺された2歳児、4本の摘出手術に成功 ブラジル
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【12月20日 AFP】ブラジル北東部バイア(Bahia)州で2歳の男の子の体内から大量の縫い針が見つかった事件で、男の子の搬送先の同州サルバドル(Salvador)の病院で18日、1回目の針の摘出手術が行われ、無事成功した。
手術では、男の子の心臓と肺の近くに刺さっていた針4本を摘出。医師団は手術に先立ち、「今回は最も生命を危険にさらす針を取り出すが、残りの針は取り出すのは危険なため体内に残したままにする」と述べていた。手術を行った医師団によると、男の子は自力で呼吸しており、手術後に合併症を起こすこともなく順調に回復に向かっているという。
男の子は継父の手で体全体に縫い針を刺されていた。逮捕された継父は「元妻への復讐のための呪術として行った」と供述している。
バイアはアフリカ系黒人の奴隷労働者の子孫が人口の大半を占める地域。ブラジル国内では、ハイチや西アフリカで行われているブードゥー教によく似た土着宗教の中心地として知られる。(c)AFP
手術では、男の子の心臓と肺の近くに刺さっていた針4本を摘出。医師団は手術に先立ち、「今回は最も生命を危険にさらす針を取り出すが、残りの針は取り出すのは危険なため体内に残したままにする」と述べていた。手術を行った医師団によると、男の子は自力で呼吸しており、手術後に合併症を起こすこともなく順調に回復に向かっているという。
男の子は継父の手で体全体に縫い針を刺されていた。逮捕された継父は「元妻への復讐のための呪術として行った」と供述している。
バイアはアフリカ系黒人の奴隷労働者の子孫が人口の大半を占める地域。ブラジル国内では、ハイチや西アフリカで行われているブードゥー教によく似た土着宗教の中心地として知られる。(c)AFP