【12月13日】台湾の子どもたちの4人に1人が「肥満」または「病的に太っている」ことが調査で判明した。調査結果をまとめた医師が13日語った。

 調査をまとめた、台北(Taipei)近郊にある双和(Shuang Ho)病院のChu Nian-feng医師によると、台湾で「肥満」または「太りすぎ」の子どもの数は、10年前の6%から25%に急増した。子どもの3人に1人が肥満の米国にはまだ及ばないものの、それに迫るレベルだ。

 この驚きの結果について、Chu医師は、欧米社会と同様にジャンクフードや甘い飲料、運動不足などが肥満の原因だと述べた。また、親が子どもたちを遊ばせずに教科書に釘付けにさせるという、台湾の勉学文化も要因の1つだという。

 Chu氏は、「10~20年前、台湾の子どもたちは1回の食事で400~500キロカロリーを摂取していた。一方で現在、子どもたちは1食につき 1000キロカロリーから最大で2000キロカロリーを摂取している」と説明。「それでテレビを見て、ビデオゲームやコンピューターで遊ぶ。そんな状況では太らないほうがおかしい」と語った。(c)AFP