【11月24日 AFP】オーストラリアの小児病院で結合した頭部の分離手術を受けたバングラデシュの双生児トリシュナ（Trishna）ちゃんとクリシュナ（Krishna）ちゃん（ともに2歳）の術後の経過は良好で、23日には集中治療室から通常病棟の共同部屋に移動した。同病院が述べた。

　2人の頭がい骨や脳、血管を分離する手術は32時間に及んだ。術後2日目には、トリシュナちゃんが昏睡（こんすい）状態から目覚めて会話し、クリシュナちゃんも21日には目覚めた。2人は現在も頭部に包帯を巻いたままだが、それ以外の健康状態は良好だという。

　2人は生後すぐに母親（22）にバングラデシュ・ダッカ（Dhaka）の孤児院に預けられ、その後ほどんど瀕死の状態で保護された。母親は、2人に会うためにオーストラリアに行きたいと述べているという。(c)AFP

【図解】結合双生児の分離手術
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