【11月18日 AFP】米政府の予防医学作業部会(US Preventive Service Task ForceUSPSTF)は16日、40代の女性が乳がん検診として年に1度乳房X線撮影(マンモグラフィー)検査を受けることは勧められないと勧告した。

 同作業部会は2002年、およそ2年に1度の定期的なマンモグラフィー検診を勧告した。しかし2000~05年にマンモグラフィーの定期検査を受けた60万830人のデータを精査したところ、40代女性では誤診やそれによる不必要な手術、またはがんの見落としがしばしば起こるなど、メリットが小さいことが明らかになったという。

 ただし、50歳以上では、2年に1度のマンモグラフィー検診は勧められるとしている。

 同作業部会は以前、乳がんと診断された女性の10~20%が、マンモグラフィーでは腫瘍(しゅよう)が検出されなかったとする報告書を発表している。(c)AFP