【11月17日 AFP】頭部が結合したバングラデシュの双生児トリシュナ(Trishna)ちゃんとクリシュナ(Krishna)ちゃん(ともに2歳)の分離手術がオーストラリア・メルボルン(Melbourne)の小児病院で行われ、手術チームは女児の分離に成功した。担当医が17日、明らかにした。

 成功率25%という分離手術は24時間をかけた大手術は順調に進み、同日午前11時(日本時間同10時)、形成外科手術チームは脳組織の分離に成功した。

 この後、頭がい骨と皮膚組織に感染防止処置を施したあと、頭部を縫合して手術は終了するが、トリシュナちゃんとクリシュナちゃんは数日間、昏睡状態が続くという。

 2人が2年前にバングラデシュ・ダッカ(Dhaka)の孤児院で保護された時には、ほどんど瀕死の状態だった。(c)AFP/William West