【11月12日 AFP】ブラジル北東部レシフェ(Recife)に住む、結合双生児のマリー・ルイザ(Marie Luiza)ちゃんとマリー・ルアナ(Marie Luana)ちゃんが11日、1歳の誕生日を迎えた。母親のラリッサ・ヌネス(Larissa Nunes)さん(22)と父親のチアゴ・アンドラーデ(Thiago Andrade)さん(24)は、幼い娘2人の命を救うために来年行われる予定の、複雑かつ危険な分離手術を待ちのぞんでいる。

 いたずら好きでにこにこと笑うルイザちゃんとルアナちゃんだが、2人の足は3本で、腹部と臀部が結合し、肝臓や腸、ぼうこう、肛門、生殖器を共有している。

 分離手術は、来年3月に25人の医師が14時間かけて実施される予定だが、執刀医の医師は両親に2人そろって生存できる確率はおよそ50%だとして覚悟しておくよう伝えている。ヌネスさんはそれでも、「2人が今のままいる方がはるかに危険だ」と涙ながらに語った。(c)AFP