新型ワクチン、「感染ピークに間に合わない」と米当局
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【11月5日 AFP】米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and Prevention、CDC)のトーマス・フリーデン(Thomas Frieden)所長は4日、米国内での新型インフルエンザA型(H1N1)の流行が、国民全員にワクチンが行き渡る前にピークを迎える可能性が高いと述べた。
フリーデン所長によると、米国内では多くの州で感染が拡大している一方、すでに感染数が減少し始めた州も南東部で出始めており、「ワクチンが用意できるより前に感染がピークを向かえ、減少し始める可能性が高い」という。同国でインフルエンザの流行期が終わる5月までに流行の第二波が来るかどうかは不明としている。
米当局によると、米国内でのワクチン製造は目標を大きく下回っている。政府試算では10月中に1億6000万回分が用意できるとされていたが、10月29日時点でまだ2480万回分しか調達できておらず、来年1月までに優先接種の対象者全員に予防接種を行うことはできない状況だ。(c)AFP
フリーデン所長によると、米国内では多くの州で感染が拡大している一方、すでに感染数が減少し始めた州も南東部で出始めており、「ワクチンが用意できるより前に感染がピークを向かえ、減少し始める可能性が高い」という。同国でインフルエンザの流行期が終わる5月までに流行の第二波が来るかどうかは不明としている。
米当局によると、米国内でのワクチン製造は目標を大きく下回っている。政府試算では10月中に1億6000万回分が用意できるとされていたが、10月29日時点でまだ2480万回分しか調達できておらず、来年1月までに優先接種の対象者全員に予防接種を行うことはできない状況だ。(c)AFP